酒井法子イベントをドタキャン?中国スポンサーも激怒!薬物の影響?
女優・酒井法子さんのイベント出演が
急遽、キャンセルになったようです。
何があったのでしょうか?
このイベントは中国、韓国、日本などのモデルやアーティスト、
企業が参加する大規模ファッションイベント「アジアスタイルコレクション」。
今月22日にシンガポールで開催されるものですが、
酒井さんの事務所は公式サイトで、
「主催者側の都合により、急遽出演することができなくなりました。」
と発表。
その都合とは?
一部スポーツ紙の取材によると、
現地の日本企業数社から、酒井さんの出演を取りやめるよう、
イベント主催者側に要請があったとか。
ところがその一方で、
現地では、中華圏で絶大な人気を誇る酒井さんの出演を熱望する声が大きく、
酒井さんが出演しないなら、と
出展を取りやめるスポンサーが続出。
中国側のスポンサーが
現時点でゼロになってしまったそうです。
酒井さんに対する温度差は
日本とアジア諸国とではかなり違うようですね。
特に中国で酒井さんの人気は根強いものがあるようです。
日本の芸能人がアジア進出にまだ積極的でなかった1990年ごろに、
酒井さんは中国語でCDを発売し、コンサートを開催。
そのあと中国では
テレビドラマ「ひとつ屋根の下」(フジテレビ系)や「星の金貨」(日本テレビ系)が放映され、
中国人に、ドラマの役柄のイメージが定着、
中国で最も人気のある日本人女優となりました。
2009年、覚醒剤取締法違反で逮捕され、執行猶予の判決を受けてからも、
中国では、薬物乱用撲滅のPRキャラクターとして迎えられ、
今年1月には
「アジア・ファッション・アワード」にて、
ネットユーザーによる投票で、優秀女優賞を獲得。
中国映画の出演オファーも多いそうです。
こうした日本と中国との
酒井さんに対する評価の違いは、
薬物使用という犯罪に対する認識の違いもあるのでしょうが、
犯罪に手を染めた芸能人に対する拒絶反応が
日本では日増しに高まっていることが大きいのだと思います。
薬物使用からカムバックして
現在も活躍する芸能人は数多いのですが、
それは昔の芸能界が、今より閉鎖的だったため。
仲間が許せば、すぐに復帰できました。
しかし今は、
そういう身内に甘い芸能界の体質を許すまじと、
ネットで声をあげることが可能になり、
そういった一般消費者の声を重視するスポンサーが敏感に反応。
身内の了承だけでそう簡単にカムバックすることが
できなくなってきています。
特に酒井さんのケースでは、
事件当初、発覚を免れるために逃走したり、
事務所やマネージャーを利用して逃れようとする「特権意識」、
そして体にはタトゥー。
反省して勉強すると言って入学した学校は途中で辞め、
取材記事には、過去のことを載せずに良いことだけを書くよう要求してきたという噂、など
かつての役柄のイメージを転覆させるには余りある行状と、
悔い改めたのは口だけではないかとさえ思わせる、その後の言動を知るにつけ、
酒井さんへの拒否反応は、
そう簡単にぬぐい去れるものではなくなってしまっています。
今回のケースでは出演取りやめを要請した日本企業もあるようで、
出演を熱望する中国企業や主催者の気持ちも、
どちらも理解でき、いい悪いの問題ではないでしょう。
それよりも、ひとたび中国人の心をつかめば、
これほどまでに根強く支持されるのか
ということのほうが日本人にとっては意外な発見かも。
日中両国の深い溝を埋める、
ヒントになるかもしれませんね・・