エレファントマンの病気の真相が122年の時を経て解明される!?

エレファントマン 象皮病

エレファントマンは1862年~1890年に

イギリス・ロンドンに実在した

ジョセフ・メリック”という

『象皮病(ぞうひびょう)』と言われていた男の

半生を描いた映画です。

ジョセフ・メリックは生前

「自分の遺体を冷凍保存し病気の原因を解明して欲しい」

 

と遺言を残し強く願っておりましたが

当時の医学では原因を解明する事が出来ず

ジョセフの没後から約122年の時が流れた現代

ようやく医学が追いつき

ジョセフの病気の謎を解明するプロジェクトが発動しました

 

 

このジョセフ・メリックは生まれつきの奇形で

その醜い外見から見世物小屋に立たせれておりました。

 

 

頭や体の一部が極端に肥大し、体には無数の腫瘍

唇は歪んで一般的な発音や会話も行えず

当時は「象皮病」と考えられ家族からも見放されておりました

 

 

 

 

 

しかし現代の医学でジョセフ・メリックの病気は

象皮病で無いことが明らかになっており

骨や皮膚が肥大する“プロテウス症候群”ではないかという見解が強まっております。

 

 

原因を特定するためには

遺骨のDNA鑑定が必要となりますが、

鑑定に際しどのようにすれば遺骨の損傷を最小限に抑えた鑑定ができるか

慎重に方法を思案している段階です。

予定では年内にもジョセフ・メリックの遺骨からDNAを採取し

順調にいけば2013年度中にジョセフの病気の原因が解明される見通しです。

 

 

もし、今回のプロジェクトが成功すれば

現代で同じような病気で苦しんでいる人たちの治療に役立つ可能性もあり

ジョセフ・メリックと同様の病気で

世間から偏見の目で見られている患者さんの一助になればと感じます

 

 

ジョセフ・メリック

生まれつきの奇形ゆえに常に偏見の目で見られ

さぞかし辛い生涯を送ったと推測されますが

一説によるとロンドンで治療を受けながら

演劇やオペラ鑑賞に行くなど余生を楽しんだとのことです。

また王室や一部の政治家なども見舞いに訪れたりと

全てにおいて辛い生涯では無かったのかもしれませんね。