日産のずさんな検査は何故起きた?ゴーン社長の功罪か?好調日産の落とし穴!

日産自動車って結構盛り返してきた感じがしたんですけどね・・ いよいよこれから売れる車を販売するぞ!っていうかんじで技術の日産を全面的に押し出していたのに・・・。 そんな日産自動車で未認定の検査員が完成車の検査に関わっていたという事実が9月29日発覚しました。

日産は安全性については問題ないとしていますが、原因は調査中ということです。 再検査の対象台数も増える可能性が高いって事ですね。 いくら日産が「問題無い」と発言したところで、品質管理体制に対する信頼低下は避けられません。

自動車メーカーは認定検査員による完成車の検査を実施していて、検査修了証を発行して国に届ける必要があるそうです。 道路運送車両の「形式制度」に基づく手続きでメーカーはコレにより新車を車検に通さずに出荷出来ます。

つまり自動車メーカーは自分のところで車検をやっているようなものなでしょうかね? 日産は国内全工場で検査の一部を未認定の「補助検査員」に行わせていたってことで、今回の謝罪に繋がっています。

日産によると補助検査員が検査した車でも、購入から3年後の車検に合格していれば国の規定に基づく検査をパスしたことになり、問題は無いということです。 言ってることはわかりますけど、納得できませんよね。

ってことは日産が過去3年で販売した対象者は初回車検をパスしていないってことになります。 これは国としては問題では無いでしょうか? 日産の対象車は少なくても約90万台あるそうですよ・・・。それを再検査ってなると・・凄い大変な事です。

またコレに伴い、新型「セレナ」「エクストレイル」は販売を一時停止ということです。 今売れてる車なのにね・・・ そして10月2日に全面改良して販売する主力電気自動車「新型リーフ」も販売出来ないようです。

その台数は約6万台が販売できないってことで、大打撃ですよね・・・。 日産はグループ世界販売台数を2022年に現在の1.4倍に増やす計画に向け拡大路線に舵を取っていたという事です。 そのツケがここにでたということでしょうか?

ゴーン社長の目が行き届かなかったということでしょうか? グループの経営に忙しいあまり、日本にいるのは月の3分の1程度ということです。 他の会社に目がいって、日産に目がいかなかったのかな?

っていかどうしてこんなことになっているんでしょうか? なんか発言を聞いているといつからかわからないってことで、もうかなり昔から日常的に行われてきたことのような気がします。 っていうかその各メーカーの認定を受けた検査員っていうのがわかりませんけどね・・。 従業員は「自分が検査を出来ると思っていた」って言う発言もおかしくないですか? 基準が曖昧なんだろうか?

工場に立ち入り検査して判明したってことですが、内部告発かなにかあったのかな? 自動車は日本の屋台骨を支える大事な産業です。 こんなことではいけませんよね。安心安全な車作りをして欲しいです。 そしていつからかこの状態なのか?それを是非解明して欲しいですね。